SATREPSの公募・選考プロセスについて紹介します。
事前調整・書類提出
日本側研究者は、相手国側研究者と研究内容を調整の上、日本側では研究提案書、相手国側ではODA要請書を準備し、それぞれの所定の期限までに提出してください。書類の提出期限や研究提案書のフォーマットは研究提案の公募ページに掲載しています。
相手国での要請手続きや所要日数等については、相手国研究者を通して相手国の担当省庁へ早めにご確認ください。
適合確認
日本側の研究提案書と相手国側のODA要請書の双方が提出されているかの確認をJSTとJICAで実施します。
どちらか一方の書類が所定の期限までに提出されていない場合は、「要件未達」と判断し、選考を⾏いません。
書類選考・面接選考
JST が選任した外部有識者で構成される審査委員会において、研究提案書類に基づく書類審査及び、研究提案者からのプレゼンテーションに基づく面接審査を行います。
面接選考会の案内は、書類選考通過者のみにご連絡いたします。
条件付採択
選考を通過した研究提案を実施課題として「条件付き」にて採択します。
Step5における相手国関係機関との実務協議において、研究内容や研究期間の短縮、および相⼿国の治安情勢などにより合意に⾄らず、国際共同研究を開始できない可能性があるため、「条件付き」での採択としています。
暫定期間、正式採択
条件付採択後、暫定期間中に日本側と相手国側との協議や、相手国現地での詳細計画策定調査を経て、R/D※1 署名及び CRA※2 が締結され正式に国際共同研究が開始となります。
※1 R/D:相手国側代表者機関等とJICAとの間で技術協力プロジェクトの実施合意と位置づけられる討議議事録
※2 CRA:日本側と相手国側の研究機関(当事者)間の共同研究に関わる合意文書
条件付採択後、相手国研究機関等とJICAが技術協力プロジェクトの実施内容について合意し、R/Dの署名とCRAの締結を行うことで、はじめて国際共同研究を正式に実施することができます。暫定期間には、研究代表者等とJST と JICAで複数回打合せを行い、研究代表者等が相手国に渡航して相手国研究機関等と内容を協議するなど、 約1年かけてR/D及びCRA の署名に向けた活動を行います。