ザンビア共和国
京都大学
ザンビア大学
令和5年度(2023年度)
5年間
本研究は、サブサハラ・アフリカの都市周縁地域において、水と衛生の質を適正に監視し、し尿の汚染に由来する下痢リスクを許容レベルまで低下させることによって、健康で衛生的な生活の促進を目指す。さらに、水と衛生の質に関する統計情報を創出し、効果的な衛生環境政策の立案に寄与することを目的とする。具体的には、参加型手法により住民自身が下痢リスクを定量的に可視化するための検査・解析ツールを開発する。これを用いてリスク認知および対策の効力感を高めることで、リスク低減のための衛生環境改善策を住民自らが計画・実践するための仕組みを構築し、アプリケーションソフトウエア化する。同時に、住民が測定する水と衛生の質および実践する改善策の効果に関するデータを集積してビッグデータ化し、異常値検出・補正によりボトムアップ型の水・衛生統計を創出する。ルサカ市公衆衛生・社会サービス局と連携して、ルサカ州ルサカ市周縁地域でこれを社会実装し、有効性を実証する。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
葯培養及びシチズンサイエンスによる即時的稲品種開発体制の構築
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
食と環境の安全・安心を実現するハイテク簡易オペレーション分析デバイスの開発と人材育成