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下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計

環境・エネルギー(地球規模の環境課題)

ザンビア共和国

下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計

教わるのではなく実感する。アフリカで実現する安全な水と衛生

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  • SDGs03

研究代表者

    • 原田 英典

      京都大学 アフリカ地域研究資料センター 准教授
    • researchmap
    • カワワ・バンダ

      ザンビア大学 統合的水資源管理センター 上級講師

相手国

ザンビア共和国

国内研究機関

京都大学、北海道大学、東北大学

相手国研究機関

ザンビア大学、ルサカ市公衆衛生局、ルサカ市水衛生公社

採択年度

令和5年度(2023年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

参加型の下痢リスク可視化で水・衛生改善計画を自らデザインする

ザンビア・首都ルサカの周縁に広がる低所得地区ではコレラのアウトブレークが散発している。人々は携帯電話を持つが、衛生的なトイレを持たない。水と衛生は単なるお金の問題ではなく、優先順位の問題である。開発するアプリの支援を受けて、住民自らが身の回りの汚染を調べ、下痢リスクを見える化する。「教わる」のではなく「実感する」ことで、住民自身による改善方策のデザインと主体的な実践を可能にする。

衛生環境の劣悪なアフリカ都市スラムで下痢・コレラを未然に防ぐ

リスクに基づく改善計画を住民自身がデザインし、実感に基づく改善活動を実践することで、水を汚さず、食べ物を汚さず、下痢やコレラを未然に防ぎ、健康で衛生的な暮らしを実現する。市民科学と先端科学を融合することで深刻な社会課題を解決する新しい実践的科学を創り出す。

研究実施風景

イメージ1

地域の若者たちが自らとってきたサンプルの大腸菌検査をする様子。

イメージ2

ルサカ周縁の低所得地域にあるトイレ。布で覆われた中には排泄物をためる穴が空いているが、蓋などはなく、雨季になれば中身は溢れ出す。

イメージ3

20〜30世帯で共有する屋外の水道水栓で水を汲む様子。水圧が低いため、蛇口は地面スレスレにある。汲んだ水は家で溜められるが飲むまでに汚染がすすむ。

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

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