ンド ユニス ゴルダ ダニエル
農業開発研究所 シニアリサーチオフィサーカメルーン共和国
京都大学(アフリカ地域研究資料センター)
農業開発研究所、チャン大学
平成29年度(2017年度)
5年間
在来知と科学知の協働による資源利用モデルの考案と住民の主体化
自然資源の持続的利用が重視されるカメルーン東南部の熱帯雨林にて、カメラトラップにより野生動物の生息密度を高精度で推定し、住民自身によるモニタリングを軸とする野生動物の持続的利用モデルを考案する。また、有望な非木材森林産品(NTFP)の生産・加工方法を標準化し、その持続的生産モデルを構築する。さらに、これらモデルを運用する人材を育成して地域への定着を図ると共に、政策実装をカメルーン政府に提言する。
野生動物と非木材森林産品の持続的利用をとおした生物多様性保全
地域住民の主体的参画にもとづく森林資源マネジメントが確立されることにより、野生動物と非木材森林産品をふくむ多様な森林資源の持続的利用と、森林産品の商品化をとおした地域住民の持続的な生活向上を両立しつつ、コンゴ盆地の熱帯雨林における生物多様性保全が促進される。
ブッシュミートを燻製にしているバカ・ピグミーの男性
もっとも重要なNTFPであるイルヴィンギア(アフリカンマンゴー)のナッツを乾燥させている少女たち
森林資源のモニタリング方法に関するプロジェクトサイトの地域住民との話し合い
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
カメルーン熱帯雨林とその周辺地域における持続的生業戦略の確立と自然資源管理:地球規模課題と地域住民ニーズとの結合
生物資源
葯培養及びシチズンサイエンスによる即時的稲品種開発体制の構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
アンデス-アマゾンにおける山地森林生態系保全のための統合型森林管理システムモデルの構築