SATREPSの各分野の代表的な事例を紹介致します。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
ザンビア
本プロジェクトでは様々な分野の専門家が参画した複合的なアプローチにより、汚染メカニズムの解明、健康・経済リスク評価、環境修復技術の開発を行い、環境汚染や深刻な健康被害などの課題に対する具体的解決策に繋げることを目指します。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
インドネシア
リモートセンシング技術や地球化学、鉱物学等の手法を統合し、地熱発電に最適な場所(蒸気スポット)をより高精度に特定する技術の開発と、初期費用および事業リスクの低減という難題を両立させ、インドネシアの地熱開発の進展に貢献することを目指します。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
エジプト
本課題では、効率的な灌漑や乾燥地に適した作物の栽培、水のくり返し利用など、水問題の解決に向けてさまざまな研究を行いました。その結果、農業に要する水量を最大で20~30%程度削減できる道が拓けました。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
マレーシア
本課題では、マレーシア国をモデルとして低炭素社会を構築するための「シナリオ」を書くことを目指しています。温室効果ガスの排出をただ抑えるだけでなく、マレーシアで生活する多くの人の願いや希望を反映させたシナリオにしようと、あらゆる角度から総合的に研究を行っています。
生物資源
タイ
本課題では、タイ国と共同で新しい養殖技術の開発を目指します。タイ国は日本にとって重要な水産物輸入相手国であるとともに、水産学分野で東南アジアをリードする存在です。東南アジアを「世界の新しい食糧庫」へと成長させるべく、さまざまな技術の確立に取り組みます。
防災
カメルーン
本課題では、多くの住民を酸欠死に追いやったマヌン湖とニオス湖の湖水爆発が起こる条件を調べたり、二酸化炭素を多く含む水を湖底から汲み上げる設備を造るといった取り組みを行っています。
感染症
フィリピン
本課題では、熱帯、亜熱帯地方を中心に世界に広く分布する人獣共通の感染症であるレプトスピラ感染症に立ち向かうため、ヒトや家畜・野生ネズミの感染実態の調査を行い、感染症の実態解明と診断キット、ワクチンの開発に挑みます。
環境・エネルギー
(気候変動領域)
ツバル
ツバルの国土の3分の2は、有孔虫の死骸からできています。そこで、本プロジェクトでは、有孔虫を育てることによって砂の生産を増やし、島が本来持つ海面上昇に対応するための力の再生を目指します。
環境・エネルギー
(気候変動領域)
南アフリカ共和国
日本が世界に誇るスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の中に、人工地球を作り出し、1年先までの長期的な気候の変動を予測します。日本の技術の結晶であるスーパーコンピュータを利用した気候予測とアフリカ南部の人々をつなぐ、画期的なプロジェクトです。
生物資源
スーダン
近年スーダンで深刻化してきた「魔女の雑草」の異名を持つストライガという植物による農業被害について、お金をかけず、スーダンの文化にとけ込み、農家が実施しやすい対応策の確立を目指します。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
ブルキナファソ
貧困のサイクルの中で水と衛生システムが大きく関係しています。貧困のサイクルをいかに断ち切るか?水分野からの貢献を目指します。
生物資源
インドネシア
農業や畜産に役立つ有用な微生物の発掘を行い、特性を解明するとともに、得られた微生物を保存・管理し、それらの情報をデータベースにまとめることで、微生物資源の持続可能な利用と保全に役立てます。
防災
ペルー
本研究では、ペルーにおける地震・津波災害の軽減を図るため、両国の研究者の強い連携のもとに、地域特性を考慮した総合的な防災研究を実施します。
感染症
ガーナ
感染症治療に有効と考えられる伝統医療システムに科学的エビデンスを付加し、伝統医療の標準化とガーナの実情に即した持続可能な治療戦略の確立を目指します。