スーダンおよびサブサハラアフリカの乾燥・高温農業生態系において持続的にコムギを生産するための革新的な気候変動耐性技術の開発
イッザト シドアハメッド アリタヘル
スーダン共和国 農業研究機構 コムギ研究プログラム 准教授スーダン共和国
鳥取大学、宇都宮大学
スーダン共和国農業研究機構、スーダン気象庁
平成30年度(2018年度)
5年間
アフリカの気候に適応できる高品質コムギ系統を迅速に育種する
コムギの需要は、サブサハラアフリカで急増しているが必要な生産ができていない。本プロジェクトは、近縁野生種に由来する高温耐性系統を材料にして、その量的遺伝子座の同定と選抜マーカーの開発を行い、品質劣化のない系統を開発する。また、代謝産物を指標にした耐性選抜技術や、将来の気候変動シナリオに合う成長モデルを開発する。その実現のために、スーダンに「分子育種施設」と「イノベーションプラットフォーム」を設置する。
過酷な気候に耐える品種を作りアフリカの食糧問題解決に貢献
本プロジェクトで設置する「分子育種施設」では高精度の選抜技術が開発され、「イノベーションプラットフォーム」では新品種の迅速な普及を可能とする。今後さらに悪化するサブサハラアフリカの乾燥・高温農業生態系に適するコムギ品種の開発によって食糧安全保障への貢献が期待できる。
生物資源
ブルーエコノミー振興のための持続可能な海藻由来機能性製品の開発
生物資源
ストライガ防除による食料安全保障と貧困克服
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発