ノノ カーソノ
パジャジャラン大学 農学部 准教授インドネシア共和国
筑波大学、国際農林水産業研究センター、宮城大学
パジャジャラン大学、国立研究革新庁
令和4年度(2022年度)
5年間
熱帯地域に適応可能な野菜品種の先端的迅速育種基盤を構築
将来にわたって急速な人口増加と経済成長が見込まれる東南アジアやアフリカ(サブサハラ)等の熱帯地域では、急激な気候変動に備えた食料安全保障の確保、農家収益の向上、そして国民の健康増進のために、野菜の持続的な生産・供給が不可欠である。そこで、熱帯地域で気候変動に直面しているインドネシアにおいて、重要野菜であるトウガラシとトマトを対象に、病害抵抗性や高温耐性に優れた品種を先端分子育種やゲノム編集技術などで迅速に作出できる育種プラットフォームを構築する。
インドネシアをはじめとする世界の熱帯地域における持続的野菜生産への貢献
野菜の育種プロセスの加速化と新品種の利用促進の基盤となる“Center of Advanced Breeding Technique (CAB-Tech)”を設立し、将来的には熱帯の環境に適したさまざまな野菜品種の開発を可能にする。インドネシアをモデル国として世界の熱帯地域の持続的な野菜生産に貢献する。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
稲の安全性と高栄養価に貢献する育種および水管理技術の開発