インドネシア共和国
筑波大学
国家研究イノベーション庁海洋・陸上バイオインダストリー研究センター
令和5年度(2023年度)
5年間
本研究は、世界第2位の生産量を誇るインドネシアの海藻を対象として、環境負荷の少ない効率的な方法で国際競争力のある高付加価値製品を生産し、ブルーエコノミー*の達成に向けた海藻産業の持続的発展の基礎を築く。具体的には、(1)海藻資源のデータベース化と選抜、(2)栽培法の評価と最適化による海藻生産の効率化、(3)海藻の機能性成分に関する解析・評価、(4)機能性食品等の高度加工技術の開発、に取り組む。さらに、海藻産業の改革による環境への影響および社会受容と経済性を、海藻の生産から加工・輸出までのバリューチェーンとして解析・評価することで、海藻産業の持続的な発展へのシナリオを作成する。これらの成果により、将来的には海藻産業のグローバル拠点を確立し、海藻産業の改革・拡大による食と健康への貢献、さらには、雇用創出と経済発展の実現を目指す。
*海洋や水域に関連する持続可能な経済活動。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
持続可能な漁業を実現する高付加価値バイオ素材の有効利用