エドガー アルマンド ペニャ フィゲロア
エルサルバドル大学 工学・建築学 教授エルサルバドル共和国
東北大学、産業技術総合研究所、岩手大学、地熱エンジニアリング(株)
エルサルバドル大学、国営地熱会社(LaGeo)
平成29年度(2017年度)
5年間
新しい地熱探査法を適用し地熱エネルギーの開発を推進
石油資源に恵まれないエルサルバドルでは、エネルギー安全保障の観点で、再生可能エネルギーの開発が重要であり、ベースロード電源*として有望な地熱エネルギーの活用・技術開発の機運が高まっている。そこで、熱発光法により効率的かつ安価に地熱資源探査を行い、また QGIS統合化システムを開発し、地熱貯留層の性能を評価する研究を行うことにより、同国の地熱開発の推進を目指す。
*ベースロード電源;季節、天候、昼夜を問わず、一定量の電力を安定的に低コストで供給できる電源
ラテンアメリカ地域の地熱開発やCO2排出量削減に貢献
4箇所の地熱候補地を選定し、開発した技術を適用し検証を進めることでエルサルバドルの地熱エネルギー利用が促進される。さらに国営地熱会社LaGeoによってラテンアメリカ諸国においても熱発光探査が行われ、ラテンアメリカ全体の地熱開発に貢献する。CO2排出量の減少につながると期待される。
アファチャパン地熱発電所
アファチャパン地熱発電所の地熱井
アファチャパンでのフィールド調査で地質試料の採取