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バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装

生物資源

ペルー共和国

バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装

バナナ生産の脅威、萎凋病の侵入と発病を防げ!

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研究代表者

    • 有江 力

      東京農工大学 大学院農学研究院 教授
    • researchmap
    • リリアナ アラゴン カバレロ

      国立ラ・モリーナ農業大学 教授

相手国

ペルー共和国

国内研究機関

東京農工大学、国際農林水産業研究センター、鳥取大学

相手国研究機関

国立ラ・モリーナ農業大学、国立農業研究所、国立セルバ農業大学

採択年度

令和4年度(2022年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

低環境負荷型の「バナナ萎凋病総合管理パッケージ」を提案する
ペルーセルバ地域でバナナに壊滅的被害を及ぼす萎凋病(別名、パナマ病)対策として、以下から構成される「萎凋病総合管理パッケージ」を自治体等に提案する。(1)圃場・分子レベルの萎凋病診断システム、(2)変異誘発で得られる萎凋病抵抗性/耐病性バナナ系統、(3)病原フリー苗生産・頒布システム、(4) 発病抑止土壌を構成する微生物エコシステムの解明、(5)生物農薬等を組合せた低環境負荷の病害制御法。

安定なバナナ生産を担保、農民の生活水準向上に寄与
ペルーセルバのバナナ栽培地域において、「萎凋病総合管理パッケージ」に基づいて農家を指導できる人材(技術者)が育成され、「萎凋病総合管理パッケージ」が普及技術として採用され、農家に活用される。その結果、セルバ小規模農民の生活水準向上に寄与する。

研究実施風景

イメージ1

バナナ萎凋病の特異識別法(LAMP法)の確立。
感染した植物個体の組織(個体3および4)から1時間以内で陽性反応が得られる。

イメージ2

ペルーセルバ地域のバナナ農家における集荷風景

イメージ3

ペルーセルバ地域のバナナ圃場における萎凋病発生状況。黄化、萎凋している。
右下の矢印部分の維管束が褐変している。

イメージ4

ペルーセルバ地域のバナナ圃場における農家および指導者からの聴き取り調査の様子。

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

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