エジプト・アラブ共和国
東京大学
エジプト日本科学技術大学
令和6年(2024年度)
5年間
本研究は、アフリカなど発展途上国における海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、有効活用が望まれる農業廃棄物由来のプラスチック代替素材(バイオコンポジット、紙)を開発し、エジプトでの海洋プラスチックごみ削減とサーキュラーエコノミーの同時実現への総合的システムを構築することを目的とする。本研究は「プラスチック代替素材開発と効果的な製造に向けたシステム設計」と「新規プラスチック代替素材の優位性評価と円滑な導入手法の検討」からなり、次の3項目を実施する。(1)新規プラスチック代替素材開発により、農作物残渣(ざんさ)と生分解性プラスチック由来のバイオコンポジット開発とそのパイロット施設建設、またパイロット化を目指した農作物残渣由来の紙製造プロセスを確立する。(2)残渣回収から代替素材製造・販売のシステム設計とその環境・経済評価を行う。(3)新規材料導入がエジプトの産業に与える社会的影響を評価し、本研究終了後に社会実装へと発展させる。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
ナイル流域における食糧・燃料の持続的生産
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計
生物資源
ブルーエコノミー振興のための持続可能な海藻由来機能性製品の開発