スリ・ジャンクン・スンボゴ・ ムルティ
技術評価応用庁 工学博士インドネシア共和国
群馬大学
インドネシア技術評価応用庁(BPPT)、ディアン・デサ財団、バンドン工科大学(ITB)
平成25年度(2013年度)
5年間
現地に適した技術で、廃棄物からバイオ燃料をつくりだせ!
インドネシアでは、アブラヤシ搾油工場等で大量のバイオマス廃棄物が発生しているが、現地の経済的・技術的条件に適した、エネルギーへの変換プロセスがないため、その利用はわずか数%にとどまっている。本研究では、バイオマス廃棄物を、粘土を用いた流動接触分解法によってガス化するプロセスと、生成したガスからメタノール燃料を合成するプロセスを開発する。その実証プラントを設計・建設し、持続的なインドネシア適合型のバイオマス変換技術の確立に挑む。
バイオマスのエネルギー変換技術が、アジアの社会の持続可能性を高める!
このバイオマス変換技術がインドネシアに普及すれば、国内の雇用創出やアジア諸国への応用・先進国への技術還元等につながる。バイオマスエネルギーの利用を大きく前進させ、温暖化をもたらさない持続可能なエネルギーを供給するものとして、本研究は大きな可能性を秘めている。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
地中熱利用による脱炭素型熱エネルギー供給システムの構築