タイ王国
水産総合研究センター、国際農林水産業研究センター
水産局(DOF)、カセサート大学(KU)、チュラロンコン大学(CU)、ワライラック大学(WU)
平成23年度(2011年度)
5年間
今ある課題を、次世代型の養殖システムで解決する
近年、魚介類の養殖生産は世界的に急増しており、総生産量の5割近くに達している。しかし養殖の現場では感染症の多発や飼料の確保、安全性の保証等で多くの問題が出ており、これらを解決する次世代の養殖技術が待ち望まれている。そこで、アジアにおいて養殖業をリードするタイと日本が協力し、市場ニーズの高いハタ、スズキ、クルマエビ類等を対象に、バイオテクノロジーの技術を取り入れた食糧増産システムをつくる。
従来、魚類では行われてこなかった育種技術にも挑戦
分子遺伝学的情報を活用して魚類の育種を試み、成長が早く病気やストレスに強い品種開発を目指す。また親魚から異種の魚の卵や精子を作らせる借り腹養殖を行い、養殖困難種の育成に挑む。その他、魚粉に替わる飼料作りや感染症の予防技術、生産物の安全確保等、包括的な技術を開発する。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
タイ国・生物循環グリーン経済実現に向けたウキクサホロビオント資源価値の包括的開拓
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発