ガーナ共和国
京都大学、国際連合大学
ガーナ大学(UG)、ガーナ開発学大学(UDS)、ガーナ気象庁(GMet)
平成23年度(2011年度)
5年間
気候と生態系の変動が社会へ与える影響を軽減する「適応策」に注目が集まる
地球規模の気候と生態系の変動に対処するには、社会経済や資源管理の基盤が弱い途上国で変動に適応していく策を講じることが不可欠である。そこでガーナでも特に発展の遅れている北部乾燥地域で、気候や生態系が変動しても経済や資源を一定レベルに保てる管理基盤の構築に挑む。具体的には国内の降雨量や異常気象、生態系等の調査を行い、農村開発や、主要河川であるボルタ河の洪水・干ばつへの対応、南部地域との経済格差の解消等に努める。
ガーナ発の統合的なレジリエンス強化戦略を半乾燥地域に拡大
気候・生態系調査と併せて主要作物も調査し、気候変動による農業への影響を予測、ボルタ河の氾濫や干ばつに対処しうるインフラの整備に取り組む。異常気象や災害に対するレジリエンス(回復能力)を高め、これらの強化戦略を「ガーナモデル」としてアフリカの半乾燥地域へ応用していく。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
感染症
ガーナ由来薬用植物による抗ウイルス及び抗寄生虫活性候補物質の研究
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装