山岡 昇司
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授ガーナ共和国
長崎国際大学
野口記念医学研究所(NMIMR)、生薬科学研究センター(CSRPM)
平成21年度(2009年度)
5年間
ガーナ産ハーブに含まれる、感染症の有効成分を探し出す
ガーナでは先進医療の理解と普及が十分ではなく、HIV、マラリア等の蔓延が深刻化し治療が立ち遅れている。その対策として、ガーナに自生し伝統的に感染症治療に用いられているハーブから、ウイルス複製や寄生虫増殖を抑制する有効成分を探し出す試みが行われている。ハーブがもつ有効成分の作用メカニズムを解明することで、ガーナの実情を踏まえ持続可能な感染症治療法の開発を進める。
ハーブから有効成分の抽出に成功!
複数のハーブ抽出物がHIV感染制御に有用であることを発見し、寄生虫トリパノソーマの増殖を抑制する有効成分を突き止めた 。今後は動物実験での評価と作用メカニズム解明等をとおして医薬品開発をめざし、同時に技術移転を進めて研究開発力の定着と発展を図る。
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
アフリカ半乾燥地域における気候・生態系変動の予測・影響評価と統合的レジリアンス強化戦略の構築
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築