防災

南アフリカ共和国

終了

鉱山での地震被害低減のための観測研究

南アフリカ金鉱山の地下1~3kmへ ―
震源のすぐそばで地震を観測せよ!

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研究代表者

    • 小笠原 宏

      立命館大学 理工学部 教授
    • researchmap

相手国

南アフリカ共和国

国内研究機関

東京大学、東北大学、産業技術総合研究所

相手国研究機関

科学産業研究協議会(CSIR)、地球科学協議会(CGS)、ウィットワータースランド大学

採択年度

平成21年度(2009年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

採掘による岩盤破壊が原因で起こる鉱山地震
 南アフリカ共和国の様々な鉱山のうち、特に採掘深度が大きい金鉱山では、採掘によって応力が集中した岩盤が破壊され、断層が生じることで発生する鉱山地震が大きな問題となっている。安全に採掘を行うためには、鉱山地震のリスクを正確に評価し、それに基づいた採掘計画を立て、被害を減少させる必要がある。これらの研究成果は、日本の重要課題である自然地震の発生予測の高度化にも活用できると期待されている。

至近距離での観測データを収集し、地震発生予測の精度を向上
 鉱山から提供される地質構造と採掘計画によって、鉱山地震の発生位置や大きさがある程度予測可能である。そこで、震源の至近距離に観測機器を事前に設置し、地震発生前後の様子を詳しく観察する。また地表の観測網を増強し、これらをもとに地震発生予測の高精度化に取り組む。

研究実施風景

イメージ1

ターゲットとなる断層を精査する。

イメージ2

南ア研究者、鉱山岩盤工学部、地質測量部の人たち。この鉱山では、この写真の数倍の人たちの協力で稠密観測網が構築された。

イメージ3
イメージ4

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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