インドネシア共和国
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インドネシア国家標準庁(BSN)、バランカラヤ大学(UNPAR)、インドネシア科学院(LIPI)、インドネシア研究技術省 (RISTEK)、インドネシア宇宙航空研究所(LAPAN)、林業省(FORDA)、技術評価応用庁(BPPT)
平成20年度(2008年度)
5年間
熱帯泥炭湿地林の下に堆積した「泥炭」が燃え、「森」が焼失する インドネシアの低湿地には広大な熱帯泥炭地が存在し、莫大な量の炭素が蓄積されている。その泥炭地に排水路を掘り、乾燥化させると、熱い燃焼(泥炭火災)と冷たい燃焼(微生物分解)が同時に起こり、大量の炭素が大気中に放出されるとともに、多様な生物相が失われる。また、同時に放出される一酸化炭素や微細粒子は地域住民の健康を害している。この泥炭湿地の修復に必要な、地域の適切な水管理、森林修復と再生、衛星を利用した早期火災検知システム、早期消火方法の確立をめざす。さらに、これらのデータと衛星GISデータを統合し、二酸化炭素フラックス(吸収・放出)モデルを作成し、REDD-plus(注1)(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の削減)とMRV(注2)(計測、報告、検証)の国際基準作成に貢献する。 注1 REDD-plus: Reducing Emissions from Deforestation and forest Degradation and the role of conservation, sustainable management of forests and enhancement of forest carbon stocks in developing countries
注2 MRV:Measurement, Reporting, and Verification
泥炭地の包括的管理、炭素の放出抑制・炭素管理システムを構築 地上と衛星の双方のデータを融合することで泥炭地からの炭素放出量を正確に把握する世界で唯一のMRVシステムを構築した。このシステムを活用し、REDD-plusによる地球上に残された最も重要な炭素貯蔵地・生物多様性の宝庫、熱帯泥炭湿地林の再生と維持をめざす。
環境・エネルギー
(気候変動)
アマゾンの森林における炭素動態の広域評価
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
アンデス-アマゾンにおける山地森林生態系保全のための統合型森林管理システムモデルの構築