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海面上昇に対するツバル国の生態工学的維持

環境・エネルギー(気候変動)

ツバル

終了

海面上昇に対するツバル国の生態工学的維持

美しいサンゴ礁と星砂が支える島、ツバルを水没の危機から守れ!

  • SDGs13
  • SDGs14

研究代表者

    • 茅根 創

      東京大学 大学院理学系研究科 教授
    • researchmap

相手国

ツバル

国内研究機関

国立環境研究所、茨城大学、琉球大学

相手国研究機関

ツバル国環境局、水産局、国土局

採択年度

平成20年度(2008年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

海面上昇と砂を作る生物たちの減少
 現在、ツバルは地球温暖化の影響による海面上昇で水没の危機に瀕しているといわれる。また、人口増加・経済発展等で自然環境が悪化したためサンゴ礁の劣化が進み、国土となる堆積物を作る生態系の能力が低下している。そこで、島の形成・維持のメカニズムを理解し、生態系を考えたうえでの、島の復元力を高めるための方策が必要とされている。この方策はツバルだけではなく、世界にある環礁地域や、日本の沖の鳥島にも応用できる。

サンゴと有孔虫の増殖を助ける技術を開発する
 フナフチ環礁で地形や生態系等の調査を行い、サンゴや有孔虫の分布と、それらによる砂の生産や移動、堆積具合等を示す地図を作成した。また有孔虫を飼育・増殖する実験に成功した。生態系を修復しながら国土の維持に取り組み、海岸浸食対策や海岸管理計画の策定を支援している。

研究実施風景

有孔虫(ホシズナ)による無性生殖

有孔虫(ホシズナ)による無性生殖

GPSを利用した測線調査

GPSを片手に波打ち際の海底の地形を測量する。胸で水を切りながら進む日本人若手研究者とツバル国カウンターパートによる熱い共同作業。

有孔虫増殖水槽について、アピサイ首相に説明する研究代表者

有孔虫増殖水槽について、アピサイ首相に説明する研究代表者

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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