さきがけ

国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業
戦略的創造研究推進事業

[革新的触媒] 革新的触媒の科学と創製

※ 所属・役職は、活動終了時点のものです。

戦略目標

「多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製 」

研究総括

北川 宏

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京都大学 大学院 理学研究科 教授

概要

 現代社会では、石油を主な炭素資源として、化成品やエネルギーへ変換可能な原料を生産しています。石油に加えて、天然ガス等に豊富に含まれるメタンや低級アルカン等も化学産業の原料として効率的に活用するためには、新しい発想を用いた、極めて高度な技術の創出が重要です。
 本研究領域では、メタンや低級アルカン等を、化成品原料やエネルギーへ効率的に変換するための革新的な触媒の創製に取り組みます。
 具体的には、メタンや低級アルカンを効率的に変換できる反応に関して、高度な触媒の設計と創製につながる研究を推進します。触媒の種類は、均一系、不均一系、微生物等、広い範囲のものを対象とし、金属、酸化物、金属錯体及び有機金属錯体、分子、タンパク質等が、ナノ粒子、ナノワイヤ、ナノシート、多孔性物質、籠型、コアシェル型等、多岐にわたる構造を形成する、物質・材料の研究を推進します。さらに、光、プラズマ、電場などの反応場を用いた研究も対象とします。
 近年進化している計算科学や計測技術分野などと連携して、触媒科学のナノテクノロジー・材料研究において新たな方法論を切り拓き、新しいサイエンスの源流になり得るとともに、将来的に、化学産業を変える可能性を持つ、挑戦的・独創的な研究を推進します。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製」のもとに、平成27年度に発足しました(リンク先は国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)となります)。

領域アドバイザー

秋鹿 研一 東京工業大学 名誉教授
上田 渉 神奈川大学 工学部物質生命化学科 教授
魚谷 信夫 元京都大学 特任教授
岡部 晃博 三井化学株式会社 生産技術研究所 固体触媒プロセスG 主席研究員
奥村 吉邦 昭和電工株式会社 大分コンビナート 技術開発部 部長
鈴木 賢 旭化成(株) 研究・開発本部化学プロセス研究所 所長・プリンシパルエキスパート
関根 泰 早稲田大学 先進理工学研究科 応用化学専攻 教授
館山 佳尚 物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 界面計算科学グループ グループリーダー
常木 英昭 早稲田大学 理工学術院総合研究所 客員上級研究員
野崎 京子 東京大学 大学院 工学研究科 教授
野村 淳子 東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授
林 高史 大阪大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授
吉信 淳 東京大学 物性研究所 ナノスケール物性研究部門 教授

※所属・役職は2021年3月31日時点のものです。

研究者

採択
年度
氏名 所属 課題名
その他情報
一
期
生
/
27
年
度
天野 史章 北九州市立大学
国際環境工学部エネルギー循環化学科
准教授
光電気化学的メタンカップリング
大洞 光司 大阪大学 大学院
工学研究科
助教
低級アルカンの物質変換を司る人工酵素の論理的開発
鎌田 慶吾 東京工業大学
科学技術創成研究院
准教授
低級炭化水素の選択的酸化アップグレーディングを目指した金属酸化物触媒の創製
楠本 周平 東京大学 大学院
工学系研究科化学生命工学専攻
助教
金属-配位子協働作用によるアルカン官能基化反応開発
田村 正純 東北大学 大学院
工学研究科
助教
均一・不均一ハイブリッド強塩基触媒によるメタンのC-H活性化
船津 麻美 熊本大学 大学院
自然科学研究科
助教
金属ナノシートを基軸とした革新的触媒の創出
邨次 智 名古屋大学 大学院
理学研究科講師
表面特異的なオキソ結合・欠陥とパルス電場を駆使した機能積算型メタン変換場の開発
横井 俊之 東京工業大学
科学技術創成研究院
准教授
メタンからメタノール、さらにはプロピレン、ブテン類の直接合成を可能にするゼオライト触媒の創製
二
期
生
/
28
年
度
石塚 智也 筑波大学
数理物質系
准教授
メタン酸化を指向した超分子酸化触媒の創製
稲垣 怜史 横浜国立大学 大学院
工学研究院
准教授
電場印加触媒反応系中の半導体・絶縁体界面でのメタンの活性化とそれに続く化学品原料の選択合成
浦川 篤 デルフト工科大学
化学工学専攻
教授
非定常操作による低級アルカンの酸化的アップグレード
小河 脩平 科学技術振興機構
さきがけ研究者
多電子レドックス触媒による電場中での低温メタン直接転換
菊川 雄司 金沢大学
理工研究域
准教授
環状バナデートによる特異的な酸化剤の活性化
熊谷 崇 フリッツ・ハーバー研究所
物理化学部門
グループリーダー
局在プラズモン励起を介した触媒作用の微視的機構の解明
杉本 敏樹 自然科学研究機構
分子科学研究所
准教授
オペランド分光計測に基づくメタンの部分酸化還元光触媒反応場の創製と学理構築
中山 哲 東京大学 大学院
工学系研究科
教授
ナノスリット構造とハイブリッド化によるin silico触媒設計
藤枝 伸宇 大阪府立大学 大学院
生命環境科学研究科
准教授
メタンを水酸化するバイオ電極触媒の開発
松本 剛 東京工業大学
科学技術創成研究院
特任准教授
金属硫化物クラスター触媒によるメタンの直接的オレフィン化
三
期
生
/
29
年
度
石川 敦之 物質・材料研究機構
エネルギー・環境材料研究拠点
主任研究員
第一原理計算と反応速度論を基礎とした汎用触媒活性手法の開発とメタン転換反応への応用
倉橋 拓也 長崎県立大学
看護栄養学部
教授
超微細気泡を反応場とするメタン光酸化触媒の開発
小板谷 貴典 自然科学研究機構
分子科学研究所
助教
オペランド観測に基づくメタン転換触媒および反応場の設計
高鍋 和広 東京大学 大学院
工学系研究科
教授
アルカリ溶融塩触媒による炭化水素の転換反応
鷹谷 絢 東京工業大学
理学院
准教授
金属—金属結合の触媒機能開拓を基盤とするメタンの精密有機合成化学
野内 亮 大阪府立大学 大学院
工学研究科
准教授
電界効果表面化学によるナノシート触媒能の精密制御
橋本 綾子 物質・材料研究機構
先端材料解析研究拠点
主任研究員
触媒設計に向けた In-situ TEM 観察による活性点 の微視的解明
人見 穣 同志社大学
理工学部
教授
π空間を有する金属オキソ種によるメタン酸化
松本 崇弘 九州大学 大学院
工学研究院応用化学部門
准教授
光で駆動するメタン酸化電池の開発
本倉 健 横浜国立大学 大学院
工学研究院
教授
アルカンの協奏的活性化を指向した活性点集積型 触媒の開発
山田 泰之 名古屋大学
物質科学国際研究センター
准教授
新奇な超分子型遷移金属オキソ種を酸化活性種とするメタン直接変換触媒の創製
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