ファン・チュン・ニア
ハノイ工科大学 ゴム科学技術センター長・准教授ベトナム社会主義共和国
長岡技術科学大学、公立鳥取環境大学、東京工業高等専門学校、沼津工業高等専門学校、国立環境研究所、住友ゴム工業(株)、住友理工(株)、白石カルシウム(株)、(株)白石中央研究所
ハノイ工科大学
令和3年度(2021年度)
5年間
タンパク質フリー天然ゴムの精製、製品開発と、資源循環のための生分解技術
本研究は、持続可能な生物資源である天然ゴムに着目し、その産業基盤を新たに構築することを目指す。まずは、アレルギーや性能低下の原因になる天然ゴムのたんぱく質を除去した天然ゴム素材の大量生産技術を開発する。その後、たんぱく質フリー天然ゴム素材を用いた自動車用タイヤや医療用ゴム製品の開発、天然ゴム製品の生分解技術の開発、および環境調和型の廃水処理技術の開発に取り組み、総じて温暖化を低減させる。
「天然ゴム科学ワールドを創り出し、温暖化を低減しよう」
本研究では、たんぱく質フリーの天然ゴムに関連する知財強化と国際標準化を推進し、従来の合成ゴムに替わる天然ゴム産業を創出する。併せて天然ゴム資源循環に関連する環境保全産業の創出を目指す。天然ゴム由来の材料を用いる社会に変わることで温暖化も低減する。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出