JSTトップ > 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) > 研究課題一覧 >

天然ゴムを用いるグローバル炭素循環プロセスの科学技術イノベーション

環境・エネルギー(地球規模の環境課題)

ベトナム社会主義共和国

天然ゴムを用いるグローバル炭素循環プロセスの科学技術イノベーション

化石由来の材料から、持続可能な天然ゴム由来の材料に替える時が来た!

  • SDGs13
  • SDGs09
  • SDGs14

研究代表者

    • 山口 隆司

      長岡技術科学大学 大学院工学研究科 教授
    • researchmap
    • ファン・チュン・ニア

      ハノイ工科大学 ゴム科学技術センター長・准教授

相手国

ベトナム社会主義共和国

国内研究機関

長岡技術科学大学、公立鳥取環境大学、東京工業高等専門学校、沼津工業高等専門学校、国立環境研究所、住友ゴム工業(株)、住友理工(株)、白石カルシウム(株)、(株)白石中央研究所

相手国研究機関

ハノイ工科大学

採択年度

令和3年度(2021年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

タンパク質フリー天然ゴムの精製、製品開発と、資源循環のための生分解技術
本研究は、持続可能な生物資源である天然ゴムに着目し、その産業基盤を新たに構築することを目指す。まずは、アレルギーや性能低下の原因になる天然ゴムのたんぱく質を除去した天然ゴム素材の大量生産技術を開発する。その後、たんぱく質フリー天然ゴム素材を用いた自動車用タイヤや医療用ゴム製品の開発、天然ゴム製品の生分解技術の開発、および環境調和型の廃水処理技術の開発に取り組み、総じて温暖化を低減させる。

「天然ゴム科学ワールドを創り出し、温暖化を低減しよう」
本研究では、たんぱく質フリーの天然ゴムに関連する知財強化と国際標準化を推進し、従来の合成ゴムに替わる天然ゴム産業を創出する。併せて天然ゴム資源循環に関連する環境保全産業の創出を目指す。天然ゴム由来の材料を用いる社会に変わることで温暖化も低減する。

研究実施風景

イメージ1

ヘベアの木からの天然ゴム、フィールドラテックスの収穫

イメージ2

天然ゴム加工由来の資源循環のための水・資源再生装置作り

イメージ3

天然ゴム科学、ナノマトリックスの電子顕微鏡写真

イメージ4

天然ゴム分解菌によるラテックスグローブ分解

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

関連URL

ページ
TOPへ
ページトップへ