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遊牧民伝承に基づくモンゴル草原植物資源の有効活用による草地回復

生物資源

モンゴル国

遊牧民伝承に基づくモンゴル草原植物資源の有効活用による草地回復

遊牧民伝承を活用してモンゴル牧畜の持続性を高めよ!

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研究代表者

    • 浅見 忠男

      東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授
    • researchmap
    • ジャバザン バトフー

      モンゴル国立大学 応用科学工学部 教授

相手国

モンゴル国

国内研究機関

東京大学、京都大学、東北医科薬科大学、農業・食品産業技術総合研究機構

相手国研究機関

モンゴル国立大学、 モンゴル生命科学大学(獣医学研究所・畜産研究所・生態系研究センター)、モンゴル食糧農業軽産業省、SHINE ANGIRT Co., Ltd、 Ltd、MONOS Group Company

採択年度

令和元年度(2019年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

遊牧民伝承による家畜の健康維持とモンゴル荒廃草原の回復
モンゴル草原植物の家畜健康回復効果ならびに荒廃草原回復効果に関する遊牧民の豊富な知識と伝承を集めて有用草原植物を選抜し、各々その理由となる化合物の探索や新規な遺伝子の探索を行なうことで、有用性を科学的に実証する。同時に、疲弊したモンゴル草原を「診断」し、選抜した植物の栽培法の確立と普及という「治療」を行なうことで、生育性が高くかつ健康維持効果の高い草原植物を利用した草原保全、家畜健康保全を行なう。

高環境抵抗性・高健康維持機能性牧草普及による牧畜生産性の増加
遊牧民の伝承を科学的に利用し、過放牧に伴う荒廃草原の生産性向上と家畜健康に資する草原植物を普及させることで、質を高めたモンゴル荒廃草原の回復にともなう遊牧畜産業が発展する。この方法論を応用し、同様の問題に直面する世界の遊牧畜産業の活性化に寄与する。

研究実施風景

イメージ1

牧畜に適さないヨモギが繁茂する荒廃草原

イメージ2

視察団と現地研究者の会合

イメージ3

ウランバートル郊外試験ほ場での栽培試験の様子

イメージ4

羊と山羊の群れが草原調査地でヨモギ類を食べている

イメージ5

晩秋の調査中にMongolian gazelleの群れと遭遇

イメージ6

モンゴル草原での野外調査

イメージ7

研究対象となるクロリスの採集

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書

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