マレーシアにおける革新的な海洋温度差発電(OTEC)の開発による低炭素社会のための持続可能なエネルギーシステムの構築
ア バカール ジャファ
マレーシア工科大学 OTECセンター 教授マレーシア
佐賀大学、東京大学、産業技術総合研究所
マレーシア工科大学、マレーシア・プトラ大、マラヤ大学、マレーシア国民大学、マレーシアトレンガヌ大学
平成30年度(2018年度)
5年間
革新的な海洋温度差発電を核とした「マレーシアモデル」の開発
海洋温度差発電の高いポテンシャルを有するマレーシアにおいて、革新的な海洋温度差発電(H-OTEC)の実証を行う。このハイブリッド方式のH-OTECは、従来の海洋温度差発電の課題である熱交換器のコストや防汚対策などを解決するとともに、海水の淡水化も同時に可能となるシステムとして期待されている。さらに、OTECで利用する海洋深層水を用いた複合利用形態の経済効果およびモデル構築を検討し、社会実装を目指す。
新たなクリーン電力の普及と、安全な水の供給を実現!
H-OTECで利用した海洋深層水は、栄養分など付加価値が高く、新しい農業や漁業、新産業創出などが可能であるため、マレーシアの地域産業に適した低炭素で持続可能な「マレーシアモデル」が構築できる。このモデルは、他のアジア、太平洋島嶼地域などに世界展開できる。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
材料革新に基づく持続可能なエネルギー・資源・水回収型パームオイル搾油廃水(POME)処理システムの開発
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
ウズベキスタンの地域特性に配慮したカーボンニュートラル社会実現のための効率的・革新的グリーン/ブルー水素製造技術開発プロジェクト