本道 栄一
名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授スリハディ アグンプリヨノ
ボゴール農業大学 獣医学部 学部長インドネシア共和国
名古屋大学、東京農工大学、山口大学
ボゴール農業大学(IPB)
平成26年度(2014年度)
5年間
生態を知ることで、感染リスクの高い場所や機会を把握する
コウモリは狂犬病ウイルスなど危険な病原体を伝搬する。特にオオコウモリは長距離移動をするため、国境を越えて感染症を広げる可能性があり注意すべき生物だ。しかしその生態は未だ不明な点が多い。本課題では、多様な生物が生息するインドネシアにおいてオオコウモリの行動調査を行う。そしてイヌや野生動物、ヒトとの接触機会を把握し、感染が起こるルートに迫る。また、保有しているウイルスの種類についても解析する。
有効な感染症対策により、公衆衛生の向上が図られる
診断ツールと高速・網羅的ウイルス検出法の開発により正確な感染症情報の収集が可能となる。さらに、現地の研究者が自立してウイルスの解析や診断を行えるよう、研究・教育基盤を整えることで継続的に感染症情報を収集・発信し、オオコウモリ由来感染症の発生数の減少を目指す。
数千キロに及ぶ飛行能力をもち、広範囲に保有ウイルスを飛散する可能性のあるオオコウモリ
ドローンを使用したオオコウモリ生息地調査
プロジェクト会議参加者の様子
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築