徳永 勝士
東京大学 大学院 医学系研究科 教授スラカメ マハシリモンコン
保健省 医科学局 上級研究員タイ王国
東京大学、理化学研究所、結核予防会・結核研究所、複十字病院
タイ保健省、マヒドン大学
平成26年度(2014年度)
4年間
ゲノム・遺伝子を解析し、発症リスクや効果的治療法を明らかにする
結核はHIV、マラリアと並ぶ世界三大感染症の一つで、その被害は世界中に及ぶ。タイも例外ではなく早急な対策が必要だ。ヒトも結核菌も個体毎にDNA配列に違いがあり、その違いは診断や治療に影響を与える。そこで、結核を発症した人や治療薬による副作用のあった人、さらに結核に罹っていない人からそれぞれヒトと結核菌のゲノム・遺伝子を大規模に解析し、DNA配列の違いがどのように結核の発症や治療薬の副作用と関連しているのかを明らかにする。
タイ国で結核対策改善法を確立し、さらに国際的な展開も目指す
遺伝子情報の解析結果をもとに、結核にかかりやすい要因を明らかにするとともに、効果が高く副作用の起きにくい治療方法を確立する。タイ国内だけでなく、日本をはじめとする世界各国に研究成果を展開することができれば、地球規模で結核にかかる人や結核による負担を減らすことができる。
次世代シークエンサーを用いた共同研究の様子
結核患者の臨床情報収集・理解のためのフィールド視察
タイ保健省外観
感染症
インドネシアの生物資源多様性を利用した抗マラリア・抗アメーバ新規薬剤リード化合物の探索
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
タイ国・生物循環グリーン経済実現に向けたウキクサホロビオント資源価値の包括的開拓
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築