野崎 智義
東京大学 大学院医学系研究科 教授エニヤ リスティアニ デヴィ
インドネシア技術評価応用庁 バイオテックセンター 次官インドネシア共和国
東京大学、北里大学、長崎大学、日本マイクロバイオファーマ
インドネシア技術評価応用庁バイオテックセンター(BPPT)
平成26年度(2014年度)
5年間
植物・微生物などの生物は、創薬研究の大切な資源である
インドネシアは生物資源に富む国家である。植物や微生物由来の物質は薬として利用できる可能性をもつため、生物資源は創薬において価値が高い。本課題はインドネシアの多様な微生物資源の中から、マラリアと赤痢アメーバ症の治療薬候補となる化合物を探し出すことを目標とする。これらの寄生虫症にはワクチンがなく治療薬も限定されるため、新薬が求められている。また、同国が今後自立的に創薬研究を行えるよう、技術支援も行う。
インドネシアだけでなく、日本発の創薬についても可能性が広がる
新薬の候補となる化合物が見つかったら、企業と連携し、実用化に向けた研究を推進する。自国発の治療薬を開発できるようになれば、インドネシアはさらなる経済成長を遂げるだろう。また、同国の生物資源を日本でも活用できるようにすることで、日本の創薬研究の可能性も広がる。
マルク州サパルア島における土壌採集
採取した土壌からの菌の分離のための前処理
マラリア原虫酵素活性測定の指導
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築