ゾラン ステヴァノヴィッチ
ボール鉱山冶金研究所 顧問セルビア共和国
秋田大学、(一財) 宇宙システム開発利用推進機構、三井金属資源開発(株)
ボール鉱山冶金研究所、ベオグラード大学工学部ボール校
平成26年度(2014年度)
5年間
鉱業廃棄物や廃水を無害化し、さらには資源として活用する
セルビアのボール鉱山周辺では、採掘や製錬によって金属を含む廃棄物が発生し、環境汚染が問題となっている。そこで汚染の実態調査と、鉱業廃棄物や廃水から金属を回収する技術の開発を行い、環境に配慮した資源開発の方法を確立させる。さらに、回収した金属を資源化する取り組みも進め、環境対策を持続可能なシステムとすることを目指す。また、環境問題に対応できる現地の人材を育成し、鉱業によるセルビアの発展に貢献する。
環境に配慮した資源開発を推進し、資源を安定的に確保する
廃棄物の資源化や環境修復技術は、世界中の資源開発地において適用可能であり、極めて汎用性が高い。そのため、各地で環境に配慮した資源開発を行うことができる。環境保全は資源国にとって最重要課題のひとつであり、これをクリアすることは安定的な資源確保につながる。
セルビアのカウンターパートと秋田大学メンバー
採取した河川水をその場で調査する(ヒ素濃度測定中)。
現地のメンバーとともに廃さいと廃水のサンプリング
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
ウズベキスタンの地域特性に配慮したカーボンニュートラル社会実現のための効率的・革新的グリーン/ブルー水素製造技術開発プロジェクト
生物資源
デジタルプラットフォームを活用したルーメン微生物フローラと草地管理の最適化による牛肉バリューチェーン創出プロジェクト