インド
京都大学
エネルギー資源研究所(TERI) 他
平成21年度(2009年度)
5年間
日本の低炭素技術をインドの中小企業へ!
インドは世界第3位の温室効果ガス排出国である。それは同時に排出量の大幅削減の可能を意味している。プロジェクトでは、日本の低炭素技術をインドの中小企業へ適用・促進する方法論を日印共同で研究している。省エネルギー効果が高く、インドへの適応性も高い技術を選定し、中小企業へ適用し、その効果を検証するパイロット事業を通して、適用技術の選定、技術移転の成功要因・障害の分析、支援施策等の知見をまとめ、日本の低炭素技術の普及に向けての具体的な戦略を提言する。
パイロット事業を通してインドの低炭素化への道を拓く!
適用技術として選定された4技術の内、GHP(ガスヒートポンプ)とEHP(電気ヒートポンプ)は機材の適用(インド初)により、圧縮空気システムと誘導溶解炉は専門家の指導に基づくカイゼン活動の実施やキャパシティ・ビルディングを通じて適用を展開している。本プロジェクトで得られた成果やネットワーク基に、産官学連携により、インドでの更なる低炭素技術の普及を目指していく。
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
生物資源
生物的硝化抑制(BNI)技術を用いたヒンドゥスタン平原における窒素利用効率に優れたコムギ栽培体系の確立
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装