ベトナム社会主義共和国
農業・食品産業技術総合研究機構
ホーチミン市工科大学(HCMUT)他
平成21年度(2009年度)
5年間
バイオマス技術で、発展するアジアの地域農業をバックアップ!
ベトナムでは人口の増加に伴い、食料・エネルギーの不足や環境の悪化、経済格差等が大きな問題となっている。これらを解決するため、「地域で完結し持続する農業」と「生物から持続可能なエネルギーを得るバイオマス」の融合を図り、実用化に向けてシステムの設計と関連技術の開発、環境影響に関する研究を行う。具体的には稲わらからのバイオエタノール生産、家畜の排せつ物からのバイオガス生産を主軸として、農村社会に融合するバイオマス利用システムを構築する。
実験から実証へ。実用化を視野に入れたバイオマスプラントを稼働
ホーチミン市工科大学内にバイオエタノールの製造を行うパイロットプラントを設置し、実用化に向けた研究を実施するとともに、現地での人材育成のための技術指導を行っている。また、ホーチミン市郊外の農村(タイミー村)にバイオマスエネルギー利用のデモンストレーションプラントを開設し、日本とベトナム双方でシステムの実現に向け研究を進めている。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
食と環境の安全・安心を実現するハイテク簡易オペレーション分析デバイスの開発と人材育成
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
地中熱利用による脱炭素型熱エネルギー供給システムの構築