No.06-E1511月6日(土)15:00~17:00
九州大学大学院における科学コミュニケーション教育として、大学院生が「STSステートメント」を作成し、福岡市内で開催するサイエンスカフェで市民に向けて発表し、その内容について市民とディスカッションを行っています。STSステートメントとは院生の研究成果が将来社会にどのような影響を与えるかを予測し問題が発生しそうな場合(例えば環境問題等)は、それにどう対処するかをまとめた宣言(ステートメント)のことです。それをサイエンスアゴラの場で実演し全国の参加者との交流を実現したいのです。この取り組みの狙いは、社会との科学コミュニケーションを通じた大学院生の研究倫理意識の醸成にあります。ぜひご参加ください。
As a science communication education at Kyushu University graduate school, graduate students prepare an "STS statement", present it to the citizens at a science caf? held in Fukuoka city, and discuss the contents with the citizens. The STS statement is a statement that summarizes how to deal with problems that are likely to occur (for example, environmental problems) by predicting how the research results of graduate students will affect society in the future. Is. I would like to demonstrate it at Science Agora and realize exchanges with participants nationwide. The aim of this initiative is to foster a sense of research ethics among graduate students through scientific communication with society.
九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター 准教授(当日司会進行等を担当)
九州大学大学院 統合新領域学府 科目等履修生
九州大学大学院 経済学府 修士課程
九州大学大学院 総合理工学府 博士課程
15:00 | 「STSステートメントとは何か―趣旨説明」(小林 俊哉) |
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15:15 |
STSステートメント「宇宙ゴミの脅威 ~ 安全な宇宙空間の実現~」(田島 喜和) |
15:35 |
STSステートメント 「インクルーシブ社会を目指す情報提供のあり方」(松原 武志) |
15:55 |
STSステートメント「地上における宇宙線ミュオンの実測とその応用」(亀井 智子) |
新しい科学技術の成果が社会に普及を始める際には、開発者にも予測の困難な事象が起こりうることは前世紀から指摘されてきたことであるが、新技術の普及のスピードが、明らかに前世紀よりも加速しており、それゆえに慎重な予測・考慮が必要であり、思いもかけない課題に直面した場合のスタンスを構築していく必要がある。そのためにも研究現場の第1線の研究者と市民の双方向の科学コミュニケーションが、いよいよ重要性を増している。
ドローン、宇宙線ミュオン、AI、システムの信頼性、システムの脆弱性、実用化、商用利用
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