SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.03-E1311月3日(水)13:00~15:00

みんなで作って考えよう
「1万人のシチズンサイエンス」プロジェクト

Let's create and think of Citizen Science ideas that involve 10000 people !

「1万人のシチズンサイエンス」実行委員会 "Citizen Science with 10000 people" executive committee

企画概要

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「1万人が関わるシチズンサイエンス」のアイデアを参加者の皆様と考え、科学・市民・研究者の関係を揺さぶるシチズンサイエンスとはどのようなものかという点から更にアイデアを深堀ります。当日はZoomのブレイクアウトセッション機能を用いてのグループ対話を行います。多様な方々のご参加を期待しています!(事前情報を得るための特設サイトも準備していますので、英文概要の下のURLよりぜひご覧ください)

We and the participants will create ideas of "Citizen Science with 10,000 people," and then further refine the ideas from the perspective of what kind of Citizen Science will shake up the relationship between science, citizens, and researchers. On the day of the event, we will hold a group dialogue using the breakout session function of Zoom. We look forward to the participation of a diverse group of people!(We've also prepared a special website to get advance information, so please check that out as well)

https://rhinestone-iberis-1ff.notion.site/11-3-13-15-4333eae4b016401abe7ba7300e3445e1

登壇者プロフィール

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「1万人のシチズンサイエンス」実行委員会
"Citizen Science with 10000 people" executive committee

1万人のシチズンサイエンスの実現に向けて、サイエンスアゴラ2021に多様な主体の参画の場を設けることを目的として設立された委員会です。大学や研究機関、企業、省庁など様々な組織から有志で集まったメンバーで構成されています。

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森田 泰暢 Morita Yasunobu

福岡大学商学部経営学科 准教授/ 福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センター センター長。専門は経営組織論。特に産学連携を通じた教育や企業の学習について研究を行ってきた。現在はシチズンサイエンスの中でも特に市民主体で行われる研究活動に着目をして研究を行っている。2021年4月に福岡大学商学部内にシチズンサイエンスを専門的に研究するセンターを設立した。大人の自由研究に興味がある。

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岸村 顕広 Kishimura Akihiro

九州大学大学院工学研究院/九州大学分子システム科学センター准教授。専門は高分子化学、超分子化学、ナノ医療。現在は、日本学術会議連携会員として、特に若手アカデミーで精力的に活動を行い、民主主義社会における科学・科学者の役割について考えるほか、九州大学社会連携推進室科学コミュニケーション推進グループ協力教員として、様々な形で科学を社会に届けることを試みている。最近の趣味は息子と大浴場に行くこと。

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高瀬 堅吉 Takase Kenkichi

自治医科大学医学部心理学研究室・教授。公認心理師として心のケアを行いつつ、研究ではマウスやラットを対象にヒトの心の生物学的な理解を目指す。研究テーマは「ヒトの心の発達やその障害が、どのようなメカニズムで生じるのか」。著書に「ソーシャルディスタンスでデジタル化する社会の闇」、「〈自閉症学〉のすすめ オーティズム・スタディーズの時代(ミネルヴァ書房)」などがある。

プログラム

12:50

Zoomにアクセスください

13:00

全体集合をし、挨拶と進行説明

13:10

グループワーク1(ブレイクアウトセッション後、参加者で自己紹介とアイデアを考える)

13:40

5分ほど休憩

13:45

グループワーク2(アイデアを深ぼる)

14:10

全体集合して各グループ発表をし、総括。

14:30

30分間の対話の時間です。もう少し話したかったことなど共有しながらさらにお話をしましょう。

出展レポート

企画概要の補足

市民が研究活動に参加することによって人生や暮らしそのものに科学が入り込むことや科学側にも市民を通じて生活や社会が入り込むことが期待される。それが生活や社会のみならず、科学や社会そのものやその境界が変えていくものと考える。シチズンサイエンスのアイデアを参加者同士で具体的に対話することで、シチズンサイエンスへの理解も深めながら、科学、社会、研究者の関係性を変える仕組みや仕掛けはどのようなものかを考えてみる。第6期科学技術・イノベーション基本計画にも1万人規模のシチズンサイエンスの研究プロジェクトの立ち上げが記されている。日本学術会議若手アカデミーをはじめシチズンサイエンスへの議論がなされる中、具体的なプロジェクトの企画を生み出す機会を作りたい。

セッションで話し合った未来像

1万人が関わるシチズンサイエンスのアイデアについて

セッションでの意見、論点

【アイデア】
コミュニティベースのシチズンサイエンス、宇宙線を測定して、世界のつながりを知ろう!学びや幸福につながる?、バードウォッチングのDXによる社会に寄り添う科学リテラシーと社会レジリエンスの向上、日本の課題をおらが村で解決します。日本全員参加型研究コンテスト-1000人寄れば文殊の知恵、既存のインフラ・ツールを使って1万人のデータを取ってもらう方法、匂いと生き物の関係を同時多発的に調べる、など

【ディスカッション内容、来場者感想】

  • テーマベースではなくてコミュニティベースで設計できるとよさそう。シチズンサイエンスの前後で学びや幸福感についての価値観に変化を与えられるのではないか。
  • シチズンサイエンスに参加をするほど、街や社会が良くなるインセンティブを設計できると良いのではないか
  • 「地域課題」×「チーム(10チーム)×「コンテスト」の形式で参加者を増やす仕掛けにならないか
  • すでに多くの人が生活で使う既存インフラを研究のネットワークと捉えて活用してみてはどうか。みんなで一斉にやるという「同時性」は参加の楽しさ、面白さを生んでいきそう。
  • 中学生など若い年代も研究参加できる機会を作り、広げていきたい。参加者の分布をどうするかも重要。
  • コミュニティやネットワーク、市民、企業、行政を媒介する役割がシチズンサイエンスにはあるのではないか。
  • 第6期科学技術・イノベーション基本計画にも1万人規模のシチズンサイエンスの研究プロジェクトの立ち上げが記されており、実現できそうなものもある。主体を誰にするかを検討しながら、アクションに結び付けたい。
  • アゴラに初めて参加した。このような研究者、学生、行政官がフラットに話せる場があることに驚いたし、心地よく議論ができてよい体験だった。この体験が自分自身も、他の参加者も、次の何かに活きていくと思う。
  • シチズンサイエンスをディレクションする役割に求められるものは何かも明らかにできるとよい。

セッションで出たキーワード

コミュニティ、自由研究、学び、幸福感、デジタルトランスフォーメーション、科学リテラシー、社会レジリエンス、地域課題、コンテスト、既存インフラやツールの活用、同時性

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