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2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.04-B1511月4日(木)15:00~17:00

がん教育の現状とこれから 〜理想のがん教育を目指して

The Present and Future of Cancer Education: Toward Ideal Cancer Education

京都府医大150周年がん教育京都モデルを考える会
The 150th anniversary memorial committee (Kyoto Cancer Education Model group)

企画概要

がん教育はがん対策推進基本計画に基づき10年実施されてきたが、その専門性は高く、教材や講師確保の点での難しさもあった。そこで、生徒への影響など現況を確認しつつこの10年を振り返り、未来への展望を話し合う機会としたい。

登壇者プロフィール

 

武藤 倫弘 Mutoh Michihiro

京都府立医科大学 分子標的予防医学 教授

 

宇野 毅明 Uno Takeaki

国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 研究主幹

 

馬場 久美子 Baba Kumiko

文部科学省 初等中等教育局 健康教育・食育課 がん教育推進係長

 

玉井 菜実 Tamai Nami

京都府健康福祉部健康対策課 参事

 

照屋 典子 Teruya Noriko

琉球大学 医学部 保健学科 成人・がん看護学分野 教授

 

横山 郁子 Yokoyama Ikuko

神戸薬科大学 総合教育研究センター

 

中曽根 陽子 Nakasone Yoko

有限会社 マザークエスト 代表

 

高橋 昌也 Takahashi Masaya

厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課

 

溝上 悠介 Mizokami Yusuke

厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課

プログラム

15:00

イントロダクション

15:10

学校におけるがん教育

15:20

京都府におけるがん教育活動の現状

15:30

外部講師(がん体験者)を活用したがん教育

15:40

大学人から見たがんの子供教育

15:50

親の視点や一般の立場からのがん教育

16:00

総合討論

出展レポート

セッションで話し合った未来像

「がん教育]をきっかけにヘルスリテラシーが向上し、ウェルビーイングが達成している社会

セッションでの意見、論点

  • 学校教育の限られた時間の中で、がんの伝え方や学習方法はどうしたら良いか?新たなツールを使い工夫をすることは可能か?時間も十分か?授業の導入方法に工夫はあるか?
  • がん教育の効果測定ができているところとできていないところがあるのではないか?
  • 国としてがん教育にこれほど力が入っているのに、一般への広がりがいまいちではないか?
  • 外部講師や教諭の研修はまだ課題か?
  • がんに着眼し、広がりをもった学習ができることがわかった。
  • 対面講義は、生徒達の反応を踏まえて、話すことができるので、対面講義の形式は大切である。
  • 一度がん教育をやられた学校は翌年以降も続けているケースが多い。
  • がん教育は「心が揺さぶられる教育」だ。
  • 数年後、10数年後に子供たちが、がんを含め何らかの健康課題に直面したときに、正しい知識のもと、よりよい行動選択ができるような教育がしたい。
  • 小学校、中学校、上級学校と、発達段階に応じたがん教育が必要だ。知識教育と情操・道徳・哲学教育のバランスが大切だ。
  • 患者の立場としては、がん教育を受けたかった。患者としては家族の受け取り方も知りたいし、サバイバーとしての生活に関する指導も受けたい。

セッションで出たキーワード

ウェルビーイング、授業の導入方法、教育の効果測定、コード化、教諭の研修、対面講義、発達段階、知識教育、がんライフアドバイザー、認定がん予防エキスパート

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