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地雷撤去地域の農業を復興するルーメンハイブリッド型メタン発酵システムおよび新規選択的CO2吸着技術による電力・有機肥料生産

環境・エネルギー(カーボンニュートラル)

カンボジア王国

地雷撤去地域の農業を復興するルーメンハイブリッド型メタン発酵システムおよび新規選択的CO2吸着技術による電力・有機肥料生産

  • SDGs07
  • SDGs02
  • SDGs13

研究代表者

    • 馬場 保徳

      石川県立大学 生物資源工学研究所 准教授
    • researchmap

相手国

カンボジア王国

国内研究機関

石川県立大学

相手国研究機関

経営経済大学

採択年度

令和7年(2025年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

本研究は、途上国の農業所得を圧迫している燃料・肥料代の高騰を解決するため、カンボジアの地雷撤去済み農地において、雑草や農業廃棄物から燃料と肥料を生み出す新規メタン発酵システムの開発・導入を目指す。予備試験の結果、1ヘクタールの水田近傍に90株のバナナを植えれば、新規メタン発酵システムによってバナナ茎葉から燃料・肥料の自給が可能となり、農家の貧困解消が見込まれる。具体的には、(1)白色腐朽菌・ルーメンハイブリッド型メタン発酵システムの開発、(2)新規CO分離回収素材の開発、(3)メタン発酵液肥の効果的な施用法の開発、(4)実証試験とイノベーティブコミュニティーセンター(ICC)の設立に取り組む。将来的には、ICCが中心となり新規メタン発酵システムをカンボジア農家の50パーセントに導入することで年間400万トンの温室効果ガスを削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献する。

研究実施風景

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

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