沿岸生態系における水熱バイオリファイナリーの構築による地域BCG経済とカーボンニュートラルの実現に向けて
タイ王国
熊本大学
チュラロンコン大学
令和7年(2025年度)
5年間
本研究は、ASEAN地域の持続可能な発展に貢献するため、「水熱法」をコア技術として、藻場・浅場などの海洋生態系に取り込まれている「ブルーカーボン」バイオマスの資源化を目指す。具体的には、ブルーカーボンの高効率な培養技術を確立するとともに、マイクロ波とカーボン触媒を用いてブルーカーボンを化成品、素材、バイオ燃料へと資源化する技術体系を確立する。また、バイオ燃料発電施設を地域マイクログリッド(小規模エネルギー網)に統合する技術経済評価についても検討する。さらに、これまでに培ったタイ側研究者との強固な連携体制を基盤にして、同国のグローバル人材育成に貢献する。本研究で開発するバイオリファイナリー技術は、タイ政府が推進するバイオ・循環型・グリーン(BCG)経済に基づく、持続可能な発展とカーボンニュートラルの達成に資することが期待される。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
フードエステート廃棄物の変換技術によるバイオ循環経済の樹立
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出