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熱帯山間地における小規模農業経営自立のための植物生理活性物質によるカンキツの持続的安定栽培技術開発

生物資源

タイ王国

熱帯山間地における小規模農業経営自立のための植物生理活性物質によるカンキツの持続的安定栽培技術開発

  • SDGs01
  • SDGs15
  • SDGs17

研究代表者

    • 井上 晴彦

      農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 上級研究員
    • researchmap

相手国

タイ王国

国内研究機関

農業・食品産業技術総合研究機構

相手国研究機関

高地研究所

採択年度

令和5年度(2023年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

本研究は、タイにおけるカンキツ類の最重要病害の1つであるカンキツグリーニング病(HLB)に対して、鉄資材*を用いて植物の生理条件を改善することで、カンキツの安定生産に向けた新たな技術の確立を目指す。カンキツ類への鉄資材の生理作用機構を解明し、効率的なHLB管理技術を確立する。具体的には、(1)鉄資材の植物生理作用機構の解明、(2)鉄資材によるHLB管理技術の開発、(3)低コスト・高精度HLB診断法の開発に基づく効率的な管理体系の構築、(4)HLBに有効な鉄資材の流通体制の構築、などに取り組む。タイのカンキツ栽培総面積の95パーセント以上が集中する北部山岳地域を対象として本開発技術を実証・導入し、カンキツの持続的栽培と果実の増収を可能にすることで、農家が経済的に自立することを目標とする。

*植物が鉄を吸収しやすいように加工した鉄溶液資材。

研究実施風景

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

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