渡辺 京子
玉川大学 農学部 教授パーソンズ ヘイル
セントラル・ルソン大学 准教授・国際部長フィリピン共和国
玉川大学、東京農工大学、三重大学
セントラル・ルソン大学
令和2年度(2020年度)
5年間
バナナとカカオの重要病害を制御する新規技術体系の開発
食料確保と途上国の経済発展に重要な農作物バナナ・カカオにおいて防除法の確立されていない難防除病害を制御するために、病害診断キットおよび病害発生予察アプリの開発等と併せて、土壌還元消毒と肥培管理・栽培管理方法を最適化することで、総合的な病害防除管理技術体系を提案する。また、バナナおよびカカオの栽培圃場から病原菌を含む多様な菌類を収集して微生物ライブラリーを構築し、有用な微生物資源として活用する。
病害防除管理技術体系を開発しバナナ・カカオの持続生産に貢献
輸出バナナの主要生産国であり、カカオ生産にも注力しているフィリピンにおいて、世界中で重要な両作物の病害を制御し、持続可能な生産を実現することで、生産物の減収による経済損失を阻止する。さらに、不適切な農薬散布による地域住民の健康被害や環境汚染の軽減に貢献することを目指す。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
防災
気候変動下での持続的な地域経済発展への政策立案のためのハイブリッド型水災害リスク評価の活用
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発