JSTトップ > 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) > 研究課題一覧 >

脱炭素社会に向けた炭酸塩化を利用したカーボンリサイクルシステムの開発

環境・エネルギー(カーボンニュートラル)

南アフリカ共和国

脱炭素社会に向けた炭酸塩化を利用したカーボンリサイクルシステムの開発

炭酸塩鉱物化で二酸化炭素を吸収。同時に環境浄化を!

  • SDGs13
  • SDGs12
  • SDGs09

研究代表者

    • 飯塚 淳

      東北大学 大学院環境科学研究科 教授
    • researchmap
    • ツンデ ビクトール オジュム

      ケープペニンシュラ工科大学 教授

相手国

南アフリカ共和国

国内研究機関

東北大学、成蹊大学、福岡工業大学、太平洋セメント株式会社

相手国研究機関

ケープペニンシュラ工科大学、ケープタウン大学、ウェスタンケープ大学、地球科学審議会

採択年度

令和2年度(2020年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

気候中立を目指した炭酸塩鉱物化による炭素循環システムの開発
セメント産業はCO2排出削減のために様々なアプローチを行っている。そのなかで、私たちは60%を占めるプロセス由来のCO2排出削減に着目し、アルカリ性副産物や廃棄物を利用し、炭酸塩鉱物化を行い、副生成物を活用する炭素循環システムの開発を目指している。得られた炭酸塩はセメント製造に資源循環し、さらに循環が不可能な資源については環境浄化材として利用し、新たな循環ループを作る。

炭酸塩鉱物化を用いたCO2削減と環境浄化によって循環経済に貢献
途上国においても機器の調達・稼動・メンテナンスが容易でCO2限界削減費用が低い技術開発を行い、カーボンニュートラルに向けて前進する。また、アルカリ性副産物や廃棄物を原料とした環境浄化材などの低コストで有用な製品が開発され、酸性坑廃水の処理などにも使用されることが期待できる。

研究実施風景

イメージ1

南アフリカ共和国における酸性坑廃水による環境汚染の様子

イメージ2

ケープタウン近郊の解体コンクリートの破砕片の発生の様子

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

関連URL

ページ
TOPへ
ページトップへ