ツンデ ビクトール オジュム
ケープペニンシュラ工科大学 教授南アフリカ共和国
東北大学、成蹊大学、福岡工業大学、太平洋セメント株式会社
ケープペニンシュラ工科大学、ケープタウン大学、ウェスタンケープ大学、地球科学審議会
令和2年度(2020年度)
5年間
気候中立を目指した炭酸塩鉱物化による炭素循環システムの開発
セメント産業はCO2排出削減のために様々なアプローチを行っている。そのなかで、私たちは60%を占めるプロセス由来のCO2排出削減に着目し、アルカリ性副産物や廃棄物を利用し、炭酸塩鉱物化を行い、副生成物を活用する炭素循環システムの開発を目指している。得られた炭酸塩はセメント製造に資源循環し、さらに循環が不可能な資源については環境浄化材として利用し、新たな循環ループを作る。
炭酸塩鉱物化を用いたCO2削減と環境浄化によって循環経済に貢献
途上国においても機器の調達・稼動・メンテナンスが容易でCO2限界削減費用が低い技術開発を行い、カーボンニュートラルに向けて前進する。また、アルカリ性副産物や廃棄物を原料とした環境浄化材などの低コストで有用な製品が開発され、酸性坑廃水の処理などにも使用されることが期待できる。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
水処理システムと湿式抽出法による藻類の高効率燃料化の融合と実用化
生物資源
ナイルの源流エチオピア・タナ湖で過剰繁茂する水草バイオマスの管理手法と有効利用プロセスの確立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
気候変動適応へ向けた森林遺伝資源の利用と管理による熱帯林強靭性の創出