ジョバンナ ロシオ アルマンザ ベガ
サン・アンドレス大学 化学研究所 教授ボリビア多民族国
国際農林水産業研究センター、京都大学、東京農工大学、帯広畜産大学
サン・アンドレス大学、PROINPA財団
令和元年度(2019年度)
5年間
気候変動に対応したキヌアの持続可能な生産技術の開発と普及
キヌアは、栄養価が高いだけでなく、塩類土壌、干ばつや降霜など劣悪な環境下にあるボリビアの高地高原(標高4,000m程度)で唯一栽培可能な作物である。しかしながら、現在、頻発する極端気象や農地拡大による土壌浸食などにより、キヌア生産は危機に瀕している。キヌア遺伝資源の整備、レジリエンス強化育種素材の開発、休閑地管理や耕畜連携等の改善により、キヌアの持続可能な生産技術を開発し、普及させる。
アンデス原産スーパーフードで、世界の食料安全保障に貢献する
キヌアの持続可能な生産技術を構築・普及することにより、ボリビアの食料安定生産と国民所得の向上に貢献する。究極の不良環境地で培われる本技術を砂漠化に瀕した世界の他の乾燥地域だけでなく、多様な農業環境に適用することにより、世界の食料安全保障の強化が期待できる。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(気候変動)
氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発
生物資源
持続可能な漁業を実現する高付加価値バイオ素材の有効利用
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発