ベトナム社会主義共和国
名古屋大学
ハノイ農業大学(HUA) 他
平成22年度(2010年度)
5年間
日本のイネゲノム科学技術協力による食糧自給率の向上
ベトナムは近年目覚ましい経済発展を遂げているが、北部をはじめとする地方には未だ食糧不足や格差等の問題が残る。特に北部の中山間地域の食糧自給率は低く、主食となるイネの収穫量も少ない。そこで、短期間で育ち収穫量が多く、病虫害に抵抗力のある新品種を、イネゲノム情報を駆使した効率的イネ品種改良法によって開発する。ベトナム北部中山間地域の食糧増産に貢献し、将来的には食糧自給率90%を実現する。
ゲノム情報を駆使し、 次世代型のイネ育種研究を展開
研究グループは、イネの有望遺伝子を複数探索することに成功した。これらの遺伝子を持つ系統を交配させ、より優れた特徴をもつ品種の創出を目指す。同時に、開発された品種が北部の中山間地域で順調に生育するような栽培法を模索している。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
食と環境の安全・安心を実現するハイテク簡易オペレーション分析デバイスの開発と人材育成
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発