吉田 真一
九州大学 大学院医学研究院 教授フィリピン共和国
千葉科学大学
フィリピン大学マニラ校公衆衛生学部 (CPH-UPM)
平成21年度(2009年度)
5年間
フィリピンをフィールドに、死をもたらす感染症を解明していく
レプトスピラ感染症は熱帯、亜熱帯地方を中心に世界に広く分布する人獣共通の感染症で、人間には黄疸、腎不全、肺出血等の多臓器不全を引き起こす致死性の感染症である。しかしこれまで調査・研究の報告が少なく、その深刻さは知られていない。そこでヒトや家畜・野生ネズミの感染実態の調査を行い、感染症の実態解明と診断キット、ワクチンの開発に挑む。また感染防止のための広報・啓発活動を展開し、レプトスピラ感染症の拡大防止を図る。
感染実態が明らかになると共に、診断キットの試作品を開発!
これまでの研究で、人・動物の感染実態を明らかにし、簡便な診断キットの試作品の開発に成功した。今後はワクチン開発、感染病態の研究をさらに進めると共に、予防啓発活動を効果的に実施する方法を検証していく。
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
生物資源
難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築