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フィリピン地震火山監視強化と防災情報の利活用推進

防災

フィリピン共和国

終了

フィリピン地震火山監視強化と防災情報の利活用推進

1分でも早く情報を!
地震・火山のリアルタイム観測

  • SDGs11
  • SDGs17

研究代表者

    • 井上 公

      国立研究開発法人防災科学技術研究所 災害リスク研究ユニット 総括主任研究員
    • researchmap

相手国

フィリピン共和国

国内研究機関

京都大学、東海大学、名古屋大学

相手国研究機関

フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)

採択年度

平成21年度(2009年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

迅速で正確な監視情報が適切な災害対応を可能とする
 フィリピンは西太平洋のプレート沈み込み帯に位置し、我が国同様に地震・火山災害が多いため、防災対策や予測手法の確立が急がれている。そこでリアルタイム地震・震度観測網の導入による迅速で正確な地震動分布と被害の推定、地殻変動観測によるミンダナオ島の地震発生ポテンシャル評価、タール火山とマヨン火山のリアルタイム地震・地殻変動・電磁気総合観測による地下のマグマ活動の把握と予測を行う。

研究成果をポータルサイトで発信。災害情報の共有と住民防災教育に活用
 システムの開発・設置は順調に進み、観測された地震・火山情報を発信する防災情報ポータルサイトの構築も始まった。備えを促すための庶民住宅向け簡易耐震診断ツールも作成している。東日本大震災の経験を踏まえた津波防災への取り組みも始まった。フィリピンの国・地方、行政・コミュ二ティーの防災力向上を最終的な目標としている。

研究実施風景

イメージ1

タール火山に観測機器を設置

イメージ2

広帯域地震計の設置チーム。データは衛星テレメタでマニラに送られリアルタイムで解析され、得られた震源断層の情報が地震動被害と津波の即時予測に活用される。

イメージ3
イメージ4

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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