フィリピン共和国
京都大学、東海大学、名古屋大学
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)
平成21年度(2009年度)
5年間
迅速で正確な監視情報が適切な災害対応を可能とする
フィリピンは西太平洋のプレート沈み込み帯に位置し、我が国同様に地震・火山災害が多いため、防災対策や予測手法の確立が急がれている。そこでリアルタイム地震・震度観測網の導入による迅速で正確な地震動分布と被害の推定、地殻変動観測によるミンダナオ島の地震発生ポテンシャル評価、タール火山とマヨン火山のリアルタイム地震・地殻変動・電磁気総合観測による地下のマグマ活動の把握と予測を行う。
研究成果をポータルサイトで発信。災害情報の共有と住民防災教育に活用
システムの開発・設置は順調に進み、観測された地震・火山情報を発信する防災情報ポータルサイトの構築も始まった。備えを促すための庶民住宅向け簡易耐震診断ツールも作成している。東日本大震災の経験を踏まえた津波防災への取り組みも始まった。フィリピンの国・地方、行政・コミュ二ティーの防災力向上を最終的な目標としている。
防災
南西太平洋島嶼国における広域火山災害リスク軽減プロジェクト
生物資源
難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
防災
北中米太平洋沿岸部における巨大地震・津波複合災害リスク軽減に向けた総合的研究