インドネシア共和国
京都大学、神戸大学
技術評価応用庁(BPPT)、気象気候地球物理庁(BMKG)、航空宇宙庁(LAPAN)
平成21年度(2009年度)
4年間
地球規模の大気循環の「心臓」インドネシアの海と雨に「聴診器」をあてる!
インドネシアの島々は、太平洋からインド洋へ向かう高温の海流をせき止めて活発な雲を発生させ、大気を全地球に循環させる心臓の役割を果たす。このインドネシアの海と雨雲の変動が引き金となり、世界各地の気候・気象に様々な異常が起きる可能性がある。そこで、言わば聴診器にあたるインドネシアの海と雨の観測能力を飛躍的に発展させ、全地球の気候予測精度を高める。同時にインドネシア国内に観測・予測成果を還元し、洪水・渇水等の被害軽減や、気候に適応した社会基盤と産業育成のための政策立案等にも貢献する。
陸・海両方の観測最適化で日イ両国を地球規模気候変動から守る!
雨雲を監視するレーダーの応用や、海上気象や海水温を計測するブイの開発等、海陸両面の観測網整備と技術移転を進めてきた。全地球の気候変動の鍵を握るインドネシア域の観測網を最適化し、2013年1月ジャカルタ洪水の気象学的原因を解明するなど、常時数万以上の日本の企業人や観光客の安全と、気候変動研究におけるインドネシアの地位向上に貢献しつつある。
環境・エネルギー
(気候変動)
アマゾンの森林における炭素動態の広域評価
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
フードエステート廃棄物の変換技術によるバイオ循環経済の樹立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装