南アフリカ共和国
東京大学
気候地球システム科学応用センター(ACCESS) 他
平成21年度(2009年度)
3年間
1年先までの気候変動を予測して、異常気象の影響を軽減
アフリカ南部は異常気象の影響を受けやすく、その影響を軽減するため、気候変動予測技術の向上に挑んでいる。具体的には、高解像度大気海洋結合モデル(SINTEX-F)(大気と海洋がどのように影響し合うかを再現するスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」上の仮想地球)を駆使し、1年先までの広域の気候変動を予測する。さらに、広域の予測結果を利用して、アフリカ南部に特化した気候変動予測も行う。
異常気象の解明・予測に成功。ノウハウを日本の気候予測へも応用
南アフリカに異常気象を引き起こす南インド洋と南大西洋の亜熱帯ダイポールモード現象のメカニズムを解明した。また、2010-11年夏の大雨を予測することに成功した。今後はこの技術をアフリカ南部の農業等に適用し、さらに日本の気候予測への応用を目指す。
環境・エネルギー
(気候変動)
アマゾンの森林における炭素動態の広域評価
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発
生物資源
葯培養及びシチズンサイエンスによる即時的稲品種開発体制の構築
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出