タイ王国
京都大学、東北大学
カセサート大学(KU)、タイ気象局(TMD)、王立灌漑局(RID)
平成20年度(2008年度)
5年間
気候変動に対する水関連分野問題解決システムを構築する
近年、洪水・干ばつといった水分野の災害が拡大しており、今後の気候変動や土地利用変化などに伴う深刻化が懸念されている。この問題解決に向け、水資源の有効な管理法や水災害の軽減策のモデルを提示し、政策実施を支援するシステムの構築を行う。タイ気象局や王立灌漑局による既存の雨量観測網や現地調査情報によって数値シミュレーションの精度を向上し、気候変動や土地利用変化に伴う水循環の変動推計を組み込んで水循環情報統合システムを提案する。
チャオプラヤ川の洪水調査から実態を把握し、適応策を探る
観測データを集積するシステム、及び観測データと水資源管理のモデルを統合するシステムを構築した。2011年のチャオプラヤ川洪水緊急調査も実施し、実態解明を進めるとともに適応策立案に貢献した。今後は、これまでに構築したモニタリングシステムも組み込んだ水循環情報統合システムを公開の予定である。
環境・エネルギー
(気候変動)
アマゾンの森林における炭素動態の広域評価
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出