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- [領域活動紹介] 環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出/
- 環境変動に耐える植物の能力を明らかにして品種改良を加速する
(紹介動画)
田畑 哲之(公益財団法人かずさDNA研究所 所長・副理事長)
世界規模の気候変動によって引き起こされる干ばつ、大雨などの環境変化は、農業生産に大きな影響を与えており、食糧の安全供給に対する深刻な脅威になりつつあります。人類がこれまで通りの繁栄を続けてゆくためには、環境の変化に強い実用植物を迅速に開発することが喫緊の課題です。これを実現するためには、シロイヌナズナなど実験植物の研究から得られた基礎植物科学の知見を、実用植物の開発や栽培に活用することが早道です。また、植物研究で得られたさまざまな生物学的データを、工学や情報科学など異なる分野の技術や視点から解析することによって、新たな育種技術や栽培技術の開発につなげることが重要です。
そこで、2015年に新たなCREST領域「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出」が立ち上がり、次の三つの取り組みが行われました。
本領域には、これまでに大学や公的研究機関、民間企業からなる12チームが参画し、イネ、ダイズ、コムギ、トマトなどフィールドで栽培されるさまざまな実用植物を対象として、上記の目標に向かって研究開発を進めてきました。このサイトでは、これらの研究開発の内容や成果をわかりやすく紹介します。