井上 公
京都大学 防災研究所 研究員インドネシア共和国
京都大学
国家研究イノベーション庁
令和6年(2024年度)
5年間
本研究は、インドネシアに緊急地震速報・対応システムを導入して将来の地震による経済被害・人的被害を軽減することを目的とする。首都ジャカルタを含むジャワ島西部をパイロット地域として、既存の地震観測網の改良、観測網に最適化した即時地震動予測手法の開発、インターネット・スマートフォン・パソコン・テレビ・ラジオ・モスクスピーカーを活用した警報伝達・機械制御システムの開発、脆弱(ぜいじゃく)な組積造(そせきぞう)住宅と高層ビルを対象とした避難行動指針の作成、住民の教育と避難訓練の実験、並びに減災効果の評価を行う。パイロット地域における警報・避難システムの実証実験を通じて研究成果を社会実装する。最後にインドネシア全土への導入のためのシステムの設計と提案を行う。本研究で開発された緊急地震速報・対応システムは、将来他の開発途上国にも導入され、世界における地震による人的被害の軽減に資することが期待される。
防災
南西太平洋島嶼国における広域火山災害リスク軽減プロジェクト
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
フードエステート廃棄物の変換技術によるバイオ循環経済の樹立
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
防災
北中米太平洋沿岸部における巨大地震・津波複合災害リスク軽減に向けた総合的研究