タイ王国
東京科学大学
チュラロンコン大学
令和6年(2024年度)
5年間
本研究は、タイの農業分野で生じる廃バイオマスの高付加価値化を目指したバイオリファイナリーによる化成品製造を目的とする。日本側は、廃バイオマスを高効率でバイオナフサ、バイオケミカルへ変換する要素技術を確立する。タイ側では日本側の要素技術を基盤に、オンサイトでの廃バイオマスから有用化成品を製造するバイオリファイナリープロセスの社会実装を目指す。具体的には、(1)持続可能な廃バイオマスの管理、(2)廃バイオマス前処理・成分分離・低分子化、(3)変換触媒技術開発、(4)廃バイオマス~バイオケミカル製造のプロセス評価・LCA評価、(5)バイオリファイナリーの社会実装を行う。本研究を通じ、廃バイオマスの持続的な有効利用技術を確立し、BCG経済モデルに基づいた持続的な経済成長に寄与するとともに、化学産業分野での脱化石資源化、カーボンニュートラルの実現に貢献する。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
フードエステート廃棄物の変換技術によるバイオ循環経済の樹立
生物資源
ゴムノキ葉枯れ病防除のための複合的技術開発