エジプト西部砂漠のオアシス社会における住民の理解と参画を軸とした水・土地資源の持続的利用モデルの構築
エジプト・アラブ共和国
上智大学
国立リモートセンシング宇宙科学機関
令和5年度(2023年度)
5年間
本研究は、エジプト西部砂漠のオアシス地域を対象に灌漑農地で拡大する塩類集積の抑制を目指し、研究者と住民による文理融合かつ住民参加型の共同研究を行い、科学的エビデンスと住民の在来知を融合した水・土地の持続的利用の新たな知を創造し、持続的・包括的なオアシス地域管理手法を提案する。具体的には、(1)水・塩の広域での動態の解明による、塩類集積域の拡大を抑制する技術フレーム開発、(2)農地レベルでの節水灌漑技術や耐塩性作物の栽培技術の実証的研究、(3)水・土地利用の多面的価値と社会的仕組みの実践的研究、(4)水・土地環境に関する情報の共有・可視化のための住民参画型デジタル・プラットフォームの構築を行う。これらの活動を統合し、研究者・農民・行政の協同により、塩類集積域の拡大を抑制するオアシス閉鎖系全体での水・土地の持続的利用のための総合的な枠組みを構築・提案する。
環境・エネルギー
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下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計
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