ボスコ ルスワ
マラウイ大学チャンセラー校 理学部 生物学科 准教授マラウイ共和国
愛媛大学、東京大学、東京農業大学、龍谷大学、横浜国立大学
マラウイ大学チャンセラー校、リロングウェ農学自然資源学大学、水産局、国立公園野生生物局
令和元年度(2019年度)
5年間
自然資源の統合管理によって自然環境と資源の持続可能性を高める
後発開発途上国マラウイの農山漁村の人々は、豊かな自然がもたらす多様な自然資源に依存して生活している。最新の資源管理科学と、地域の人々が在来の知識・技術を基盤に実践している効果的な取り組みを、トランスディシプリナリー研究*を通じて融合し、これまで対象資源ごとに個別に実施されてきた多様な資源管理を順応的に改善・強化すると同時に、その効果のシナジーを生み出す統合資源管理の仕組みを構築する。
* イノベーティブな実践者など地域内外の多様なステークホルダー(科学者も含む)が密に協働した知識の協働生産、試行とフィードバックによる順応的な研究のプロセス
統合資源管理システムを活用して人々の生活と福利の向上を促す
地域の実践者と科学者が協働して、豊かな自然がもたらす多様な資源の統合管理システムを構築し、地域の人々が主導する効果的な意思決定と実践の仕組みを整えることによって、自然資源の持続可能な管理を実現し、人々の生活の質と福利の向上に貢献することが期待される。