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世界戦略魚の作出を目指したタイ原産魚介類の家魚化と養魚法の構築

生物資源

タイ王国

世界戦略魚の作出を目指したタイ原産魚介類の家魚化と養魚法の構築

タイ原産魚介類の養殖によって「世界の台所」を構築!

  • SDGs02
  • SDGs14

研究代表者

    • 廣野 育生

      東京海洋大学 学術研究院海洋生物資源学部門 教授
    • researchmap
    • スッティニー リムタマヒソン

      タイ王国農業・協同組合省水産局 沿岸養殖研究開発部 部長

相手国

タイ王国

国内研究機関

東京海洋大学、国際農林水産業研究センター、水産研究教育機構、神奈川大学、三重県栽培漁業センター

相手国研究機関

タイ王国農業・協同組合省水産局、タイ科学技術省国立科学技術開発庁遺伝子生命工学研究センター、カセサート大学、チュラロンコン大学、ワライラック大学、スラナリー工科大学、プリンスオブソンクラ大学

採択年度

平成30年度(2018年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

タイ原産魚介類から有用グループを選び出し、育み、保存する
世界で消費される食用水産物の半分は養殖由来であることから養殖による食資源生産は重要である。そこで、タイ在来種のアジアスズキとバナナエビを国際市場で世界有数の主要水産物として扱われる養殖種とするため、有用形質を選抜するためのゲノム育種を進めるとともに、感染症防除法、栄養強化餌、および、エビの全雌生産技術を開発する。さらに、多様な遺伝資源を永久保存し、これらの材料からいつでも個体を創りだせる技術開発を行う。

家魚化を含む養殖法の開発により食糧安全保障に貢献!
アジアスズキとバナナエビを国際市場で主要水産物とするために家魚化を含む両種の生産技術(ゲノム育種、ワクチン等)が構築される。また、細胞・組織レベルで遺伝子資源の永久保存が可能になる。将来的には、栄養価が高く、自然生態系に負荷の少ない養殖魚介類の安定的な供給が期待される。

研究実施風景

イメージ1

タイのエビ養殖池

イメージ2

バナナエビ

イメージ3

タイ水産局研究センター飼育設備

イメージ2

タイ水産局研究センターで飼育されているアジアスズキ

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書

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