山本 容正
大阪大学グローバルコラボレーションセンター 招へい教授ベトナム社会主義共和国
大阪府立公衆衛生研究所、大阪府立大学、琉球大学
国立栄養院(NIN) 他
平成23年度(2011年度)
5年間
世界を震撼させているスーパー耐性菌に挑む
近年、治療薬に耐性をもつスーパー耐性菌が出現し、世界中で治療困難な感染症が急増しつつある。出現の原因としては、医療だけでなく畜水産における抗菌剤の過度な使用が指摘されている。スーパー耐性菌の国境を越えた拡散には、地球規模での対応が不可欠である。本プロジェクトでは、特に住民の耐性菌保菌率が著しく増加しているベトナムにおいて、その発生メカニズムを解析し、蔓延の原因となっている抗菌剤濫用や関連諸要因の研究解明に乗り出す。
多角的な視点からスーパー耐性菌の発生原因を解析
スーパー耐性菌の発生原因やメカニズムを微生物学的、薬物学的、さらにはベトナムの社会・経済的背景を考慮した人類学的視点から解析していく。これを基盤とした耐性菌モニタリングシステムの構築を行い、スーパー耐性菌の世界的な拡大防止に貢献する。
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築