堀田 博
神戸大学 大学院医学研究科 教授インドネシア共和国
医薬基盤研究所
インドネシア大学(UI)、アイルランガ大学(AU)、インドネシア科学院(LIPI)
平成21年度(2009年度)
4年間
猛威を振るう2つの感染症に、科学技術協力で立ち向かう
C型肝炎ウイルス(HCV)はワクチンが未開発で、慢性感染者は世界で1億7千万人と推定される。またデング熱は、近年熱帯地域外への拡大が危惧されている。これらの感染症の新規治療法・予防法の開発は急務である。HCVに有効な、インドネシア特有及び日本の植物・微生物由来の抗ウイルス薬開発、並びに、遺伝子操作技術を用いたHCVとデングウイルスに対するワクチン開発を進めている。
植物・微生物から作る新しいC型肝炎の薬と遺伝子技術を用いたワクチン
両国の植物や微生物から、HCVに有効な抗HCV物質を見出した。それらの物質によるHCV増殖阻害の仕組みを詳しく調べている。また、HCVやデングウイルスに対して強い免疫を獲得し、且つ、より安全なHCV DNAワクチン及びデングDNAワクチンを開発した。ビフィズス菌を用いた経口HCV治療ワクチンも開発した。
感染症
効果的な結核対策のためのヒトと病原菌のゲノム情報の統合的活用
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
フードエステート廃棄物の変換技術によるバイオ循環経済の樹立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
カンボジアにおける大気汚染リスク管理プラットフォームの構築